皆さん、DOZAN11(ドーザンイレブン)という名前をご存知ですか?
かつて三木道三として日本のレゲエシーンを席巻し、現在は絵本作家としても活躍する彼の経歴が、今あらためて注目を集めています。
今回は、DOZAN11の波乱万丈な人生と、レゲエアーティストから絵本作家への驚きの転身について詳しくお伝えします。
彼の多彩な才能と、常に新しいことに挑戦し続ける姿勢から、私たちが学べることは多いはずです。
DOZAN11の音楽キャリアと大ブレイク

DOZAN11は、元々三木道三という名前で活動していました。
彼の音楽キャリアは、1989年頃に友人の車でジャマイカのレゲエを聴いたことがきっかけだったようです。
その後、1992年頃から奈良や京都を中心に活動を開始し、着実にキャリアを積み重ねていきます。
1995年、「三木道三」としてジャマイカの日本人レーベル[Jap Jam International]から「Japan一番」でデビュー。
そして2000年8月、シングル「斬る!ジャパニーズ」でメジャーデビューを果たします。
彼の音楽キャリアの頂点は、2001年5月にリリースしたシングル「Lifetime Respect」でした。
この曲は、日本のレゲエ史上初のオリコン週間シングルチャート1位を記録。
さらに、累計売上約90万枚というミリオンセラーを達成する大ヒットとなりました。
活動休止の理由と復帰までの道のり

しかし、三木道三さんの快進撃は長くは続きませんでした。
2002年、47都道府県ツアーを開催した後、体調不良により活動を休止することになったのです。
実は、彼は学生時代の交通事故の後遺症に悩まされていました。
自律神経の乱れや逆流性食道炎により、2年間もの寝たきり生活を余儀なくされたのです。
元「三木道三」過去に衝撃の大事故「8割死んでる」
出典:日刊スポーツ
この期間、彼は音楽活動を完全に停止していたわけではありませんでした。
他のアーティストへの楽曲提供を続けながら、自身の回復に努めていました。
そして2014年、彼は「DOZAN11」という新たな名前で活動を再開します。
この「11」には、「陰と陽のバランスを整えたい=プラスとマイナス=十一」という意味が込められています。
また、「三木道三で10まで行ったので11からのスタート」という思いも表現されているようです。
DOZAN11の絵本作家としての新たな挑戦

DOZAN11の経歴で最も驚くべきは、彼が絵本作家としての道を歩み始めたことでしょう。
2021年から絵本作家としての活動を開始し、その背景には興味深い理由がありました。
彼がプロデュースした画像から音楽を作成するスマホアプリ「mupic」が、絵本制作のきっかけとなったのです。
DOZAN11は、このアプリを開発する過程で、絵本に音楽をつけて文を歌にする可能性を見出しました。
彼の初めての絵本作品『リディムくんとメロディーちゃん』は、「ライム絵本」として注目を集めました。
この絵本は、韻を踏んだ文章で構成され、ラップのように読める構造になっています。
さらに、オノマトペ(擬音語、擬声語、擬態語)を豊富に使用し、子どもたちに言葉の音と意味で遊ぶ原体験を提供することを目指しています。
DOZAN11の絵本作家への転身は、音楽家としての長年の経験と、技術者としての創意工夫、そして一児の父としての愛情が結実した自然な流れだったと言えるでしょう。
まとめ
DOZAN11の経歴は、まさに波乱万丈そのものです。
レゲエアーティストとしての大成功、健康上の理由による活動休止、そして絵本作家としての新たな挑戦。
彼の人生は、常に新しいことに挑戦し続ける姿勢の大切さを私たちに教えてくれます。
DOZAN11の多才な活動は、今後も私たちに驚きと感動を与え続けることでしょう。
彼の新たな挑戦に、これからも注目していきたいですね。
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